lambdaインナーバレル一覧表



 外観の比較ではlambda Oneバレル(ステンレス)の方が重厚な鈍い輝きを有します。
対してスマートバレル(鉄+ニッケルメッキ)は艶やかな光沢がありメッキの特性が活きているように感じ取れます。
スマートバレルの方が安価であり、美しいとあれば優位性が高く思われますが、欠点はメッキのノリ具合にあるようです。
弊社腐食試験において通常の射撃、メンテナンスにおけるスマートバレルの腐食は「ほぼ皆無」でした。
「ほぼ皆無」と書いたのは一点だけ弱点を発見したためです。
メッキの特性上、角度が急な場所や、90度の立上り箇所に処理しきれていないケースがあり、それらを水中に3日間漬けおきしたテストでは、メッキが不十分な箇所のみの腐食が見られます。主には左右のキリカキ、識別用刻印箇所です。ただし、内部、外部のような曲面が続く箇所での腐食は一切なくシューティングには影響を及ぼさない、と考えております。第一、水中に3日間漬けおきするという考えうる限りで最悪の試験である為、実際の使用における腐食は皆無です。実際保管中に腐食が発生したケースは1本もございません。またユーザー様からの腐食報告もいただいておりません
 敢えてもう一つ弱点を上げるとすると、公差が1/100mm台ということですが、こちらは一般のカスタムバレルと同等なので弱点らしい弱点ではないかと考えております。
 この唯一の問題である腐食が、「可能性としてでも起こり得るか否か」でステンレス製バレルと鉄バレルの差が生じると思います。
世の中様々なカスタムバレルがございますが、この錆問題が起こる「真鍮」「鉄」バレルにおける各メーカーの試験は、経験上十分でないと考え、今回自社にてテストを行いました。「安価でベターなバレル」を目指すスマートバレルだからこそ末永く上手くご使用いただくために、その弱点も知って頂きしっかりとケアして欲しい、という想いです。
(3日間も水浸しにする方はいらっしゃらないと思いますがw)
突き詰めると振動係数の問題や切削性の良し悪しによる面相度問題もありますが、簡易的に選別するのであればこの点のみで区切ってもいいのではないか、と思います。

結論:スマートバレルは極悪環境でない限りお勧めできます!(設計者 談)